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鈑金・塗装の流れ

 

リアパネルが凹んでいる状態

 
こちらのお車は、かなりの勢いで衝突されたようです。バンパーを外してみるとリヤパネルが凹んでいました。
 
さらに、トランク内部とリアフロアには歪みが生じ、ボディシーラーが割れて剥がれてしまっています。
 
このような場合は、リアパネルの鈑金ではなくお取り替えとなります。

作業1:パネル剥がし

 
まずは、リア内部の分解から始めます。
 
シートを外し、内張トリムを取り外します。そして左右のテールランプを外し、溶接されているポイントを探します。
 
数十個ほどあるスポット溶接を全てドリルで揉んで剥離。剥がしたあとの状態が、写真のような形になります。

作業2:フロアの鈑金

 
リアパネルを剥がしたら、フロアの鈑金へ。
 
パネルの自由がきく様になったので、歪んだ部分を伸ばす作業に入ります。
凹んでしまった時の何倍もの力で、後方へ引っ張りながら均す作業です。
 
凹む時よりも、伸ばす時の方が力が必要です。

作業3:リアパネルの溶接

 
フロアが伸びたら、次はリアパネルの溶接です。
 
元の付いていた位置につけられる様、周りのパネルを鈑金しながらはめ込みます。
数十か所の溶接を行い、パネル同士の合わせ目をボディーシーラーにて埋めていきます。

作業4:リアパネルの塗装 

 
新品のパネルには色がついておりません。
お車に合わせた塗装が必要になります。
 
お車の色番号を元に、調合表を見ながら塗料を合わせて色を作ります。
調合表どおりに作っても、実際のお車とは少し色味が違います。
 
そこから、職人さんの手で微調整を行います。
何度も何度もサンプルを塗ってはボディに合わせ、遜色ない所まで近づけていきます。
 
そこから塗装に入ります。 

バックゲート・リアバンパーの塗装 

 
こちらも先ほど作った色で、新品部品を塗りあげていきます。
ボディについている角度で固定して、塗装をいたします。物によっては、ボディにつけた状態で塗装する場合もございます。
 
この様なシルバーですと、寝かせて塗るとメタリックの目が違ってしまいます。”このパネルだけ色が違う”という風になるのは、それが原因だったりもします。

組み付けをして完成 

 
最後に、ボディの組み付けを行います。
ガラスを前のゲートから外し、新しいパネルに接着をします。
 
その他の使い回しのきく部品も、前のゲートから移設します。
エンブレム類は、使い回しが効かないので新品となります。